体内に乳酸菌を増やそう!

乳酸菌でぜん動運動を促進

便を排出していくためには、腸のぜん動運動が欠かせません。
ぜん動運動が停滞すると、便秘の原因になったり、さまざまな身体のトラブルを引き起こします。
そこで摂取しておきたいのが乳酸菌です。
乳酸菌はぜん動運動の促進に役立つのです。
どのような仕組みなのか見てみましょう。

ぜん動運動が停滞すると便秘の原因に

消化された食べ物は腸を通り、体外に便として排出されます。
腸を通る際に腸のぜん動運動によって食べ物が移動します。
そのため、ぜん動運動が停滞すると、老廃物が腸内に長期間居座ってしまうのです。
腸内で老廃物が長期間居座ると、便が排出し辛い状態となり、便秘を引き起こします。
さらに、消化しきれなかったタンパク質などの栄養分が悪玉菌のエサとなり、悪玉菌の増殖や有害物質のガスの増加につながります。
有害なガスは腸から吸収され、血液から身体全体にめぐります。
その結果、皮膚トラブルや悪臭などさまざまな弊害を引き起こすのです。
つまり、便秘や身体のトラブルを防いでいくためには、腸の活発なぜん動運動が必要です。
腸のぜん動運動を促進するカギとなるのが、乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌です。

乳酸菌がぜん動運動を促進する

乳酸菌は腸内で食物繊維や死菌などの成分をエサとして、乳酸を生み出します。
乳酸は腸内を酸性に保つため悪玉菌の増殖を抑えますが、さらに腸のぜん動運動を促進する働きもあります。
乳酸菌を積極的に摂取したり、乳酸菌が腸内で活発に活動すると、便を排出しやすくなるのです。
食べ物から摂取した乳酸菌は、数日で排出されてしまいます。
腸内で働くのは2~3日程度と考えておいた方がよいでしょう。
そのため、継続的に乳酸菌を摂取しておくことが大切です。
また、腸内の乳酸菌のエサとなるオリゴ糖や水溶性食物繊維を摂取することも、腸内の乳酸菌を増やすのに効果的ですよ。
ただし、乳酸菌だけでは健康的な排便ができるわけではありません。
便のかさを増やすために食物繊維を摂取したり、水分を摂取することも健康的な排便には不可欠です。

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