体内に乳酸菌を増やそう!

乳酸菌でカルシウム

カルシウムは骨や歯を形成する重要な栄養素ですが、吸収されにくい栄養素でもあります。
そこで、乳酸菌はカルシウムの吸収を促進する働きがあることをご存知でしょうか。
乳酸菌がカルシウムを吸収しやすくするメカニズムについて見ていきましょう。

カルシウムの摂取は重要

カルシウムは骨や歯を構成する成分で、体重の1~2%はカルシウムでできています。
また、硬い組織だけではなく、筋肉の働きに関わったり神経伝達にも重要な働きをします。
カルシウムは食べ物からの摂取が足りなくなり、不足してしまった場合は骨や歯などの硬い組織から血液中にカルシウムが溶け出し、利用されるようになっています。
そのため、カルシウムが不足すると骨密度が低下し、骨粗鬆症になる可能性があるのです。
骨密度は20代をピークに年齢とともに減少します。
そのため、高齢になるに伴い、しっかりとカルシウムを摂取しておく必要があります。

カルシウムは吸収されにくい栄養素

カルシウムはミネラルの中でも吸収されにくい栄養素です。
カルシウムが豊富に含まれている小魚でもその吸収率は30%程度。
吸収率が高い乳製品でも50%程度です。
また、カルシウムの吸収を阻害する栄養素も存在します。
例えば、ほうれん草などに多く含まれるシュウ酸や加工食品に多く含まれるリンはカルシウムの吸収を阻害するので、注意が必要です。

乳酸菌はカルシウムを吸収しやすくする

一方、こちらにも書いてあるように、乳酸菌はカルシウムの吸収を促進する効果が期待できます。
乳酸菌は発酵の過程で乳酸をつくります。
ヨーグルトなどの乳酸菌発酵食品の酸っぱい成分が乳酸です。
人間の身体の中でも、腸で乳酸菌が働き乳酸がつくられています。
この乳酸は、カルシウムの吸収を促進することがわかっています。
そのため、カルシウム・乳酸菌どちらも多く含むヨーグルトやチーズなどの乳製品の発酵食品はカルシウムの吸収率が高く効果的にカルシウムが摂取できますよ。
また、カルシウムを多く含むひじきには乳酸菌のエサになる水溶性食物繊維が豊富です。

いかがでしょうか。
積極的に摂取しておきたいカルシウムですが、乳酸菌と一緒に摂取すると、カルシウムを効率的に吸収することができますよ。
また、乳酸菌の他の効果についてはこちらをご覧ください。

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